2016年2月11日(木・祝)東京国際フォーラムにてシンポジウム「馬は理想のセラピスト~乗馬療育ってなぁに?~」を開催しました

2/11に東京国際フォーラムで、シンポジウム「馬は理想のセラピスト~乗馬療育ってなぁに?~」を開催しました!!

当日は開場前から参加者が集まり、会場が満員になるほどの105名の参加者がありました!!
内容は私たちの浦河町内の現場活動と現場研究の報告から始まり、宮路満英さん(バラ馬術選手)のパラリンピックを目指しての活動報告、宮田朋典さん(ホースクリニシャン)の馬のメンタルから学ぶ人との関わりについて、倉常弘彦さん(関西福祉大学教授)の乗馬の科学的な効果と今後の可能性について、それぞれの分野からお話しいただきました。
座談会では現在の課題から今後の展望にも意見が飛び、途中では参加者側から自発的な質問も出て、たいへん興味深い内容となりました。

また、当団体副会長の角居勝彦調教師からは「馬の新たな未来に向けて」として、競走馬のセカンドライフや、全国で少しずつ始められている馬に関わる取り組みについてなどのお話もありました。

4時間という長い時間でしたが、ご参加いただいた皆さんは終始真剣に聞き入っているという印象で、シンポジウム終了後も会場内でそれぞれの講師に質問をされている参加者も多くみられました。

第2回については全くの未定ですが、講師陣からも「一般の方にまで広く興味を持ってもらえるこの様な機会はないので、今後も続けられるように頑張って」との励ましもいただきました。
運営面では慣れないことも多く行き届かないこともあったかと思いますが、多くの方の力でこのシンポジウムを成功させることができました。
本当にありがとうございました!!
私たちの浦河での活動の励みになり、また今後につながる力をいただけたような気がします。

今後もうらかわ乗馬療育ネットワークの応援をよろしくお願いします!!

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メディア掲載

☆講師の1人、宮路満英氏が当日の様子をブログに書いてくれました。

ホースマンDays 【宮路満英氏】

☆参加してくださった方が、当日の様子を書いてくれました。

BALOG

地方競馬 日替わりライターブログ

シンポジウム「馬は理想のセラピスト」

アニマルセラピーは聞いたことあるけど、なんで馬なんだろう?
馬って危険なんじゃないの?
そんな疑問もきっと解決!

人と馬に関わるスペシャリストからパラリンピックを目指すパラ馬術選手まで、様々な分野で活躍する人たちのお話を聞きながら、理解を深めてみませんか?
北海道の浦河町で乗馬療育を専門的に取り組んでいる内容や、
乗馬の科学的効果、また乗馬の可能性などについてもりだくさんの4時間です!

講師紹介

角居勝彦(一般財団法人ホースコミュニティ)

一般財団法人ホースコミュニティ 代表理事。日本中央競馬会(JRA)栗東所属の調教師。引退した競走馬の処遇を考えるなかで、「馬」を介在したノーマライゼーションの実現および健康社会の構築を目指して、一般財団法人ホースコミュニティを2013年に設立。馬を通じた癒しやふれあいをテーマにしたイベント「サンクスホースデイズ」の開催支援や、引退競走馬の福祉・医療などへの転用の検討などを行っている。

江刺尚美(一般財団法人ホースコミュニティ 乗馬療育インストラクター)

乗馬療育インストラクター。社会福祉士。旧日本乗馬療育インストラクター養成学校を2003年に卒業して以降、浦河町での乗馬療育に12年関わっている。

小島愛子(一般財団法人ホースコミュニティ 理学療法士)

理学療法士。2007年より浦河町の乗馬療育に関わっており、乗馬の心身に与える効果の検証などを外部の専門家(田中教授・中島主査ら)と連携しながら行っている。今年6月には台湾の真理大学で開かれた乗馬療育の国際学会にて、「乗馬の高齢者転倒予防の効果」について発表。

倉恒弘彦(関西福祉科学大学健康福祉学部 学部長/教授)

関西福祉科学大学健康福祉学科学部長。国立研究開発法人理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター客員主幹研究員を勤める。現代人の疲労の実態や慢性疲労に陥るメカニズムを検討すると共に、疲労回復手段としての西洋医学的治療、スポーツ療法、音楽療法、動物介在療法、自然療法などの科学的な効果について研究を行っている。

宮路満英((株)セールスフォース・ドットコム パラ馬術競技選手)

競走馬育成牧場を経てJRAで調教助手を27年勤めるが、脳出血で右半身麻痺になり退職。リハビリでウォーキング、スキー、乗馬を始めホノルルマラソンに3回挑戦13時間かけ完歩、2011年からパラ馬術を目指す。2011年オーストラリア大会、2015年フランス、ドイツ、イギリス大会に出場。今はセールスフォース.comに所属しリオパラリンピックを目指す。

宮田朋典(カウボーイ アップ ランチ代表 ホースクリニシャン)

米国で学んだ馬の心理学や行動学、馬体学、人体学、ボディメカニクスを軸に、馬の悪癖や問題行動、馬のフォームや筋肉をフラットワークのロジックに連動させて馬の矯正を行う。現在は、競走馬、馬術馬、セラピー馬を中心に、月に200頭以上の馬のクリニックを全国で開催。一頭一頭の馬に合わせたエクササイズ・プログラムが好評を博している。那須野ヶ原ファーム、加藤ステーブル、宮崎ステーブル所属。

主催

うらかわ乗馬療育ネットワーク

後援

浦河町、浦河教育委員会、日本中央競馬会日高育成牧場、北海道日高振興局

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